ディディエ・ドログバと言えば、2014年ワールドカップ
日本初戦の相手チームであるコートジボワールの絶対的エースですよね!
2010年には日本戦で田中マルクス闘莉王選手とプレイ中に接触し
右腕の骨折という大怪我を負った事も記憶に残っているんじゃないでしょうか?
当時、アフリカ期待の星だったドログバ選手の負傷に世界中が反応しました。
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特にコートジボワールと対戦する事が決まっていたブラジルでは
「ブラジル出身の日本人・タナカがドログバを壊した」と大騒ぎになったそうです。
今回、闘莉王選手は日本代表に招集されなかったので
因縁の対決とはなりませんでしたね。
今回はコートジボワールの英雄、ディディエ・ドログバ選手にスポットを当てます。
同じくコートジボワール代表、日本が最も警戒すべき選手、ヤヤ・トゥーレ選手の記事はコチラ!
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6月15日追記
1-2で日本代表が惜敗しましたね。
やはり警戒していたドログバ選手が途中出場した途端、立て続けに失点。
長谷部選手の交代も影響したように思いますが、
過ぎたことをとやかく言っても仕方ありませんね。
ドログバの性格や年俸は?
簡単なプロフィールから紹介しましょう。
ドログバ選手は2度のアフリカ年間最優秀選手、
2度のプレミアリーグ得点王など数々の栄誉を手にしたストライカー。
本名:ディディエ・イヴ・ドログバ・テビリー
ニックネーム:ティト。
生年月日: 1978年3月11日 (36歳)
生まれ: コートジボワール アビジャン
身長: 189 cm
体重: 84 kg
所属チーム: ガラタサライSK (#11 / フォワード)
コートジボワール代表 (#11 / フォワード)
ドログバ選手の2014年の年俸は400万ユーロと言われています。
日本円になおすと約5億5千万円!
ドログバ選手は俺様キャラとして有名ですが実際の性格はどうなんでしょう?
俺様キャラに関しては、
もっぱらメディアによって作られたものだと
いう見方が一般的なようですね。
ドログバ選手ははっきりと意見を言う性格のようです。
しかしそれは外国人ではありふれたことだと思います。
ドログバ選手はユニセフの親善大使もしてますし、母国の平和を願う発言もよくしています。
コートジボワール代表チームではエースでキャプテンですし
前述の日本との試合で骨折したときも、闘莉王に対して何の批判もしませんでした。
後に出てくるエピソードなども含め、総合して考えるとプレイはワイルドですが
ちょっとお茶目な祖国思いのいい奴ではないでしょうか?
ドログバのプレイ動画やエピソードは?
まずはドログバ選手のプレイ動画から!
フィジカルがめっちゃ強いですよね!
ドログバ選手のちょっと可愛いエピソードを紹介しましょう。
メーカーに抗議した。
世界の一流選手でありながら、なんかほのぼのさせてくれますね。(笑)
以下は引用ですがマルセイユからチェルシーに移籍した時のエピソードです。
ドログバがマルセイユのサポーターにかくも愛される理由については、ドログバ在籍当時のマルセイユ会長、クリストフ・ブシェ氏が解説している。「ディディエは情の深い男。たんなる助っ人ではなかった。人に多くを与える男で、それが周囲にも感じられる」。
ブシェ元会長はまた、「チェルシーから誘いが来たときも、給料が3倍になるのに本人は残りたがった。結局、3500万ユーロ(現在のレートで約38億8000万円)という巨額のオファーがあったため、株主の意向で手放さざるを得なくなったが、彼はほんとうに悲しんでいた」とドログバ売却のエピソードを紹介した。
「彼がビッグになることは最初から確信していた。売却は悪夢だった」と振り返るブシェ氏。しかしドログバは、自分を売る決断を下した元会長を恨むことはなかった。「最近で最後に会ったのはアフリカ。彼は遠くから私の姿を認めるとすぐに近寄ってきて私に抱きついた。こんな男は彼のほかにはもうサッカー界に存在しない。誰かが彼に投資すれば、彼はそれを返してよこす。受けた恩は決して忘れないんだ」と人間・ドログバに最大級の賛辞をおくった。
う~ん、やっぱりいい奴だ!
ドログバはコートジボワールの英雄!
ドログバ選手は5歳でフランスに渡ったのでフランスと
コートジボワールの2つの国籍を持っていました。
ワールドカップ優勝を視野に入れるならより強いフランスで代表入りするのが当然。
しかしドログバ選手は愛国心からコートジボワールの代表で戦う事を選びました。
コートジボワールはドログバ選手の活躍で2005年のワールドカップに出場。
しかし当時、コートジボワールは内戦の真っ只中でした。
ドログバ選手はワールドカップ行きを決めた試合後に
テレビを通じてコートジボワール国民に対してメッセージを発しました。
「コートジボワール国民の皆さん、今日ワールドカップ出場という共通の目標のもと、コートジボワールの様々な民族が共存してプレーできることが証明されました。歓喜によって人々は団結できます。今ここでひざまずいてお願いします…どうかお願いです!お願いです!豊かなコートジボワールで内戦が起きるのは許されません。武器を捨ててください。そして選挙をしましょう。それですべて良くなるはずです」
これにより内戦が一時的に停止。
そして2007年にドログバ選手は大統領に直談判に行きます。
その内容は、いつも南部で行われている代表の試合を北部で行うというものでした。
当時、北部は反政府組織が占領し、荒廃していて
とてもサッカーの試合ができるような環境でなかったにも関わらずです!
ドログバ選手の願いは政府を突き動かしました。
そしてドログバ選手は直接北部へ出向きスピーチをします。
「北で試合をする。これは『始まり』にすぎない。代表チームが6月にここに来るんだ」と。
2007年6月3日、気も水道もない貧弱なスタジアムで
コートジボワール代表とマダガスカル代表の試合が行われました。
そこでドログバ選手は、カメラの前で反政府組織のリーダーに和平の約束をさせました。
この日ばかりは南北関係なく国民が一丸となって応援、
そして試合ではドログバ選手のゴールにより、勝利!
これが暫定的な和平交渉のキッカケになったそうです。
凄い話ですよね!
国を一つにまとめるきっかけをつくるほどの人物であるドログバ選手!
日本戦ではあまり活躍しないでほしいですが、(笑)そのプレイは注目したいですね!
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