2014年も7月に入り、熱中症患者が増えてきましたね。
7月13日~19日までの一週間で熱中症で病院に運ばれた人は全国で3179人に上り
1週間の搬送者としては今年に入ってから最多だったそうです。
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搬送者の半分ほどは65歳以上の年輩者が多かったようです。
総務省消防庁によると、今後も暑い日が続くことが予想されるので
水分をこまめにとって、室温を最適な温度に保つようよう心がけましょう。
では今回は熱中症について取り上げていきます。
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Contents
熱中症の症状や熱中症になってしまった際の処置は?
熱中症の症状は?
まず、熱中症の初期症状ですが、次のようなものがあります。
-大量の発汗
-汗が出なくなる
-頻脈(脈が速くなる)
-こむら返りなど筋肉のけいれん
-頭痛
などが主な初期症状です。
また熱中症の初期に必ずかくれ脱水症状というものがあり次の4つの症状が出るそうです。
(1)手が冷たくなっている
(2)指の爪を押してピンク色に戻るのに3秒以上かかる
(3)手の甲の皮膚を引っ張り元に戻るのに3秒以上かかる
(4)舌の表面がザラザラして赤黒い色になっている
これらは脱水症状のサインで、水分補給をしなければ
重度の熱中症になってしまう可能性の高い、怖いサインなんです。
かくれ脱水症状があった時は
スポーツドリンクや自家製ドリンクをつくり、
コップ一杯を30分程度かけてゆっくり飲むのがいいそうです。
★自家製ドリンクの作り方
水1リットルに食塩を小さじ2分の1、砂糖大さじ4・5杯をしっかりと混ぜます。
ちょっと甘すぎるならレモン汁を加えて下さい。
これで体液と同じくらいの浸透圧の経口補水液が作れます。
また次のサインがある時は重度の熱中症ですのですぐに病院へ向かってください。
(1)高体温
(2)意識障害
(3)全身のけいれん
(4)運動障害
熱中症になってしまった時の処置は?
まずは涼しい場所へ移動し、体を冷やす。
冷やす場所は上のイラストにある箇所で、主に大きな動脈が皮膚表面に通っている箇所です。
首(頸動脈)、脇(腋窩動脈)、脚の付け根(大腿動脈)付近が効果的です。
また霧吹きで水をかけ、うちわであおぎ、気化熱を利用して体温を下げるなども有効ですね。
もちろん水分補給、できれば体液と同濃度のドリンクが理想的です。
子どもや高齢者は特に熱中症に注意が必要!
高齢者は次のような理由で特に注意が必要です。
(1)のどの渇きを自覚しにくく、脱水症状を起こしやすい。
(2)体温調節機能の低下により、汗が出るまで時間がかかる。
子どもに関しても同じく注意が必要です。
子どもの場合は体内の水分量が多いですが、経験が少なく、
自分がどういった状態にあるのかを把握する能力が低いです。
その為、親や監視する人が注意を払ってあげる必要があります。
注意するポイントですが、基本的に熱中症の初期症状を見逃さないようにすることです。
すなわち
-大量の発汗
-汗が出なくなる
-こむら返りなど筋肉のけいれん
-頭痛
-顔は真っ赤になる
-トイレに行かない(尿が少ない)
-フラフラしている・・・などですね。
熱中症の予防や対策は?
では最後に熱中症予防、対策について記述します。
(1)まずはこまめに水分をとること!
のどの渇きを感じたときはすでに脱水症状に陥っています。
スポーツドリンクや上で紹介した自家製ドリンクをこまめに飲みましょう!
(2)涼しい服装を心掛け、外出時は帽子や日傘を利用する。
(3)激しい運動は避け、運動する場合も1時間以下に抑える。
35℃以上の時は運動をしないようにする。
夏先など急に気温が上がった時は、体が暑さになれていないので気を付けるようにしましょう。
また同じ環境にいても、風邪をひいている時や
二日酔いなどコンディションが悪いときは熱中症になりやすいですし
湿度が高いときは気化熱による体温を下げる効果が期待しにくいので注意しましょう。
重篤な場合は死に至る危険性のある熱中症。
軽く見ないでしっかりと予防し、なってしまった場合は適切な処置をしましょう!
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